義務教育をほぼ不登校で過ごした話④「人生の師匠との出会い」

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義務教育をほぼ不登校で過ごした話④

どうも、ちまたきです。

学校には一度もいかずに過ごしていた小学3・4年生時代。

前回、学校に行かないことで得られたことがたくさんあったという話をしました。

その中で、今でも私の中で人生最大の出来事が起こります。

それは、犬を飼うということでした。

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目次

犬を飼いたいとねだる

4年生になって、もう私は学校には一生行かないんだと思うようになりました。

母も、私のことが原因で精神的に体調を崩していたこともあり、あまりぶつかることも少なくったていた時期です。

唯一の一緒に過ごしていた母が体調を崩したということは、話し相手もいない、遊び相手もいない。

外にもいかず、元気がなくなっていきました。

そんな中、私が一生懸命やっていたことと言えばペットのお世話。

小学四年生までに、いろんな動物を飼っていました。

  • カメ
  • 金魚・メダカ・ドジョウ
  • カブトムシ・クワガタ
  • ヤドカリ
  • ニホンカナヘビ

とにかく、動物が大好きだったんですね。

そして私は、お父さんに犬を飼いたいと言いだします。

それもチワワがいいと。

お判りいただけるように、これまで育ててきたのは私の好きなように飼えるペットばかりですよね?

好きなようにというか、言い方は悪いですがやりたい放題というか…。

チワワは小さいので、私がおもちゃのように扱うのではないかという心配があった父は許しませんでした。

それでもあきらめの悪い娘。

そして連れていかれたのは、市役所の駐車場でやっていた保護犬の譲渡会。

後日談ですが、父は譲渡会にチワワがいないことを知ったうえで、「譲渡会にチワワがいたら飼ってもいいよ」と言っていたそうです(笑)

また、命の重みも学んでほしかったのだと思います。

私が元気がなかったから、元気になってほしかったと後から聞きました。

そこで出会った(のちに家族に向かい入れる)犬がこちら。

チワワとの落差…。

ザ・野犬!といった見た目です。

でも、末っ子の私はどうしても下の子が欲しいということもあり「これでいい!これでいいから!」と駄々をこね、向かい入れることが決まりました。

本来は、こんな気持ちでペットを飼ってはいけません。絶対!!!

「これでいい!!」なんて、命を選んではいけません!!せめて「これ”が”いい」でしょうが!!

でも、この犬が私の世界を大きく広げてくれることになります。

ちなみに、あんなに怖い顔した犬も家でおじいちゃんになったらこんなに優しい顔になりました。

別人のようですが、同じ犬です。

そして、私の成人式の日に突然亡くなりました。

私が大人になるまで、いなくなるわけにはいかない。と、頑張ってくれていたのかもしれません。

ちゃんと私が成人するまで見届けてくれてうれしかったです。

それか、絶対に忘れんなよ!という意味を込めてその日を選んだのかもしれませんね(笑)

これからもずっと忘れることのない、私の人生の師匠です。

犬のお散歩で、犬と一緒に外の世界へ

いかにも怖そうな野良犬だった子を譲渡してもらい、希望のチワワではなかったものの家族が増えてものすごくうれしかったのを覚えています。

ですが想像通り、まったく思うようにはいかない犬でした。

身体が大きいからだっ子もできないし、私がしたいようにはできません。

でも、決して噛んだり吠えたりはしない優しい子。

一応、遊びにも付き合ってくれるし、話も聞いてくれます。

家にいる私を、ずっと一緒にそばに居てくれる存在でした。

そしてそして、何よりも良かったこと。

それは、犬の散歩で外に出ることが増えたことです。

犬と一緒なら、お母さんと一緒じゃなくても怖いもの無しでしたね。

不思議と、周りの目も気にならなくなります。

そして、人とのつながりができます。

犬友達ができて、人と関わるようになった

我が家では、毎日2回必ずお散歩をしていました。

そうすると近所で犬を飼ってる人と仲良くなれますし、遠くに行っても犬がきっかけで会話することが増えます。

おかげで、近所のおばさまやおじさまとも仲良くなって、挨拶も出来るようになりました。

犬がいなくなった現在でも、みなさん変わらず声をかけてくれます。

人とのつながりを作ってくれた犬には、感謝しかありません。

また、散歩のおかげで引きこもりになることがなかったんです。

ちょうどいい運動もできたので、運動不足ではなかったんではないでしょうか。

犬がきっかけで、気持ちも、行動も前向きになりました。

命を預かるという経験

学校に行ってなかった私は、基本的に毎日犬のお世話が仕事でした。

もちろんできないことは母に手伝ってもらいましたが、出来るだけ自分でやる。

命を預かるという経験を子供のころにできたのは大きかったと思います。

自分がお世話しなかったら、この子は生きていけない。

そんな経験は学校ではできません。

自分中心の世界が、他人のことも考えながら行動できるようになったと思います。

私の人生の中で、大きく成長ができる出来事でした。

【まとめ】元気でいられたのは、犬のおかげ

アニマルセラピーというものが存在するように、動物が与えてくれる力や癒しは大きなものがあると感じます。

犬を飼っていなかったら、外にも出ず大人としゃべる機会を失っていたと思いますね。

運動不足にもなっていたでしょう。

何より、家族全員が癒されて元気になれました。

動物のパワーには、本当に驚かされますね。

だからと言って、犬を飼うことを推奨しているわけではありません。

命を学ぶ上で、子供のころにペットを飼うことは良い経験になります。

しかし、犬が怖い・嫌いな子もいるでしょうし、無責任に飼うことで得られることは何もないと思います。

ただ、動物と触れ合うことはリラックス効果がかなり高いと感じるのでおすすめです。

動物園に行ったり、保護猫カフェなんかもいいですね。

特に動物園は、動物好きの子であれば良い居場所になると思います。

近所をお散歩するだけでも、野良猫に出会えたり、野鳥を観察することもできます。

きっと見ているだけでも学べることや気づきがあって面白いです。

不登校で悩んでふさぎ込むよりも、好きなことをやったり好きな場所に行ったり。

とことん自分のやりたいことを見つけてほしいですね。

お父さんとお母さんにも、その支えになってほしいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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