義務教育をほぼ不登校で過ごした話③「母が教えてくれたこと」

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義務教育をほぼ不登校で過ごした話③

どうも、ちまたきです。

小学1・2年生までは、母と一緒であれば休み休み何とか登校することができていました。

しかし、3・4年生は完全な不登校になりました。

4年生に至っては、一度も学校に足を運んでいませんでしたね。

大きな原因としては、担任の先生がとても苦手なタイプだったからです。

学校に行くことがなくなると、ずっと家で過ごすことになりますよね。

しかし学校に行かないことで、行ってたら出来なかったことをたくさんさせてもらいました。

今回は、完全に学校に行かなくなった私の家での過ごし方についてになります。

学校に行かないと学べないことはたくさんありますが、行かないことで得られることも意外と多いです。

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目次

担任の先生との相性

3年生になると、担任の先生が変わったこともあり学校に行かなくなりました。

これで、完全に不登校ですね。

この完全に不登校になった原因は、担任の先生との相性でした。

ただ、この先生が悪い先生だったのかというと、そういうわけではありません。

今思えばとても良い先生だったと思います。

こんな先生の授業は、受けておけばよかったと後悔するほどです。

学校に行っていないにもかかわらず、よく家に家庭訪問をしに来てくれて、いつも気にかけてくださいました。

クラスの子供たちにも人気の先生でしたからね。

では、良い先生なのになぜ行けなかったのでしょう。

自分のペースが周りと違い過ぎた

私は基本、自分のペースでしか物事を進められませんでした。

1・2年生の時の先生は、授業も登校も、とにかくやりたいようにやっていいよという先生でした。

だから少しだけでも通えていたのだと思います。

しかし、3・4年生の先生は正反対。

とにかく来てみなければ始まらない。やってみたらできるかも。

と、多少強引に私を誘ってきたのです。

やってみなければ始まらないというのは、今思えばその通りだと思います。

怖いと思っているだけでは何も成長しませんからね。

ですが、ぐいぐい来られるのは当時は苦手だったので、行きたくない!に拍車がかかりました。

不登校は環境を整えてあげれば改善できるという話もありますよね。

この時は担任の先生が違っていれば通えたかもしれないと思います。

大人になった今もそうですが、環境を整えることはとても大きな意味を持つのだと感じました。

家で母と過ごす毎日

学校に行かないとなると、当然家にいることになりますよね。

この頃の母は、どこにも働きに行ってなかったため、私とずっと一緒に過ごすことになりました。

といっても、ずっと家にいてもつまらないですし、言い争ったりして喧嘩もすることも多くなる。

だから、いろんな場所に連れて行ってもらいました。

動物が大好きだったこともあり、動物園や水族館にたくさん行った思い出があります。

運動不足にならないようにと、様々な公園に行って、アスレチックなどもやりました。

勉強面

また、この頃から、母による勉強会も始まりました。

漢字や、算数、日本地図など、生きていく上で必要な勉強を教えてもらいました。

この生きていくうえで必要な勉強は、絶対にやっておいたほうが良いと思います!

  • 何か作りたいと思った時に、漢字が読めなければ説明書も読めません。
  • 買いたいと思ったときに、一人で買い物できません。

正直、余りのある割り算とか日常でこれ使う?という勉強は進んでやる必要はないと思います。

でも生きていくうえで覚えていないと不便なことは勉強しておくべきです。

嫌だと言っても、スパルタで教えてくれた母に感謝しています。

家事などの生活面

また、料理や掃除、家で過ごすにあたってすべて一人でもできるように教えてもらいました。

これは、私が家事全般興味があったので進んでやったことでしたが、この経験は大切だったなと実感しています。

学校は行けなくても、一人で暮らす生活レベルは高い。

これは後々、大学生になって一人暮らしをする際の大きな私の武器になってくれました。

学校に行かなくても、得られるものはたくさんあるのです。

むしろ、学校に行ってなかったから今身についている経験がたくさんあります。

もし不登校を解決することが出来ない、と悩むのであれば、今しかできない経験ができる貴重な時間と考えると少し楽になるかもしれませんね。

外出すると、周りの目が気になる

たくさん色々なところに連れて行ってもらいましたが、いつも楽しいだけではなかったんです。

実は、周りの目がとても気になって仕方がありませんでした。

なぜ昼間から子供が学校にも行かず出かけているんだろう?

そんなことを思われているんじゃないかとばかり考えていて、楽しめなかった時がありました。

特に当時は、不登校という言葉が現在ほど社会に広まっていません。

私の通う小学校は全校生徒1000人を超えるマンモス校でしたが、不登校なのは数人といった感じでした。

平日昼間に街中を歩こうものなら、かなりの人の視線を感じたのを覚えています。

自分は自分。

休んでることは事実なんだから、考えたって仕方がない。

こんな強い意志を持っていたかったな、と思います。

不思議ですよね。

学校に行きたくない!っていう強い意志はあるのに、自分がしてる事には、自信が無い。

自信を持って行動出来たら、世界が変わっていたんでしょうか。

でも、学校に行かなかったことで、母と過ごした時間は何にも代えられない大切な思い出です。

時にはけんかをして、何日も口を利かない時もあったけれど、今仲良しなのはこの時の時間があったからだと思います。

私にとっては、とても大切な時間だったと思います。

今は昔よりも不登校の認知も広まり、いろんな成長の仕方ができる世の中ではないでしょうか。

平日昼間に出歩いていても、きっとそんなに気にしないと思います。

行きたい場所やしたいことを思いっきりできる社会になって、とてもうれしいです。

【まとめ】不登校は学校では学べないことを学べる

初めて社会から反して行動して、悪かったことばかりかと思いきや、良かったこともありました。

忘れられない大切な母との時間。

1人でも生きていける生活を学ぶ。

きっと、人生に無駄な経験はないんだと思います。

ただ、1つ不登校で後悔があったとすれば、集団行動を多く経験できなかったこと。

これだけはどうしても家やフリースクールではできないことだと思います。

無料で同世代の子たちと過ごせるのは義務教育の時期しかありません。

だから私は、学校に行くことに勝るものは無いと思っているんです。

美味しい給食も出て栄養のバランスもばっちりですからね。

でも、無理していく必要はないです。

集団行動が苦手なのであれば、一人の力を強くすればいいんです。

もし学校に行けなくて悩んでいるのであれば、自分の強みを伸ばしていく時間だと思って生活してほしいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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