どうも、ちまたきです。
前回の話で、今思えばHSCだったのでは無いか?と書きました。
しかし、当時は親もその言葉を知らなかったためとても悩んでいたそうです。
発達障害なのか?分離不安障害なのか?
子供だった私は、わけもわからないまま親に病院へ連れていかれました。
今回はそんな病院に行った時のお話と、頼りになる人の大切さのお話です。
不登校になって、親子ともに、そして時間とともに後から気が付くことがたくさんありました。
発達障害かも?と児童精神科病院に連れていかれる
1年生の頃から、不登校になった私を心配した親は、児童精神科病院に連れていきました。
周りの子のように出来ないことが多いため、親は発達障害などを疑ったのです。
しかし、私は人見知りが激しく、知らない人とは全く喋らない子供でした。
だから検査のしようがないと言われたらしく、今になってもまだ発達障害だったのか分かりません。
病院に行ったあのとき、私はなぜ連れてこられたのか分かりませんでした。
- わたしはどこかが悪いんだろうか?
- やっぱり周りと何か違う人間なのか?
不安でたまらなかったのを覚えています。
親も、詳しく話してくれたのは私が大人になってからです。
きっと、私と同じように、親も凄く不安だったのだと思います。
私はただ、同年代の子たちよりも少しだけ、成長が遅かっただけ。
自分の気持ちを伝えるのが苦手で、周りに敏感なだけ。
発達障害ではなかったと、今になっては私も家族もそう思っています。
きっと、HSC(敏感な子供)だったんだと思います。
ただ、やっぱり当時は悩むし焦りますよね。
悩みすぎて親が体調を崩していたのも覚えています。
また、私は
- 自分のことを理解してもらえない悲しさ
- うまく伝えられない自分のことが嫌いになっていく
このころから自信がなくなって自分が嫌いでした。
そして母は、「理解してあげることができない」といつも辛そうでしたね。
「お母さんのせいではないよ。」
と、言えなかったこと、今でも後悔しています。
分離不安障害の可能性があり、母と離れる練習を始める
病院に行って言われたことは、学校に行くことよりも母から離れることを練習したほうがいいということだったそうです。
学校に行きたくない理由の一つとして、母と離れる不安もあったのだと思います。
分離不安障害のような。
学校以外の日常生活でも、常に母の周りを離れないように過ごしていました。
母がどこかに移動すれば、必ずついて行く。
目を離そうものなら、無理やり視界の中に入ってくる異常な子だったようで…。
私は意識して行動していたわけではありませんが、無意識にくっついていたかったのかもしれませんね。
もちろん母のことが大好きですが、それ以外にも母がいなくなってしまったらどうしようという不安もあったんだと思います。
小学2年生からは、母と離れる練習として父と出かけることが多くなりました。
父と出かけると何が一番困るかというと…トイレに行きたいとき。
大きな建物であれば、身障者用のトイレがあるので一緒に入れないこともないですが、小さなところだと男女別々しかない場合があります。
そんな時は、一人でトイレに行くしかないですよね。
何でもかんでも心配性の私は、父に「もしこうなったらどうしたらいい?」と対策を練りながら少しずつ少しずつ練習しました。
トイレごときで…と笑う方もいるかもしれませんね。
ですが、私にとっては何もかも一人で行動するのが苦手だったので大変だったんです。
こんな私にいつまでも合わせて付き合ってくれていた両親に感謝しかありません。
信頼できる医者との出会い
病院に行った当初の目的は、両親が先生に相談することがメインでした。
当の本人である私は、先生とかかわることはほぼありませんでした。
会ったところで何もしゃべろうとしなかったからでしょう…(笑)
しかし、この時両親が必死になって病院を探してくれて、信頼できる先生を見つけてくれて、本当に感謝しています。
なぜなら、大人になった今でもまだお世話になっているから。
本来ならば児童精神科のため、子供のみの診療のはずです。
しかし、小さいころからお世話になっているということもあり「また体調を崩したらいつでもきていいよ」と言ってくださっています。
そして実際に2022年の現在も、うつ病の治療でお世話になってます。
何かあった時に、頼れる先生を見つけておくのはどんなジャンルの病院でも心の支えになるなと思いました。
精神科だけでなく、内科、皮膚科など全てのことに言えることだと感じます。
【まとめ】親の心の安定が、子の心の安定
不登校になると、本人だけではなく、まわりもものすごく不安になります。
だからこそ、頼れる人がいるだけでもものすごく安心するんです。
それは子供だけじゃなく親でも。
子供のうちは一番身近に頼れるのは基本的に親だけですよね。
親の心が安定していることで、子供の心も安定するのだと思います。
母の気持ちが沈んでいるときは、私も元気にはなれませんでした。
わたしと両親の場合は病院の先生でしたが、病院の先生である必要はありません。
おばあちゃんとか、学校の先生とか、近所の人とか。
あなたが相談できる、頼れる人だと思う人であればだれでも大丈夫。
簡単に見つけられる人ではないと思いますが、一人いるだけでも心が軽くなります。
私はこの出会いに感謝して、過ごしていきたいなと思っています。
お母さんお父さんありがとう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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