孫が祖母を介護するのはおかしい?

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孫が祖母の介護するのはおかしい?
ちまたき

どうも、2人のおばあちゃんたちと暮らしているちまたきです。

現代の日本は、超高齢化社会。

いずれ2人の高齢者を1人の若者が支えなければならないと言われていますよね。

最近では、子が親を介護するのを飛び越えて、孫が祖母や祖父を介護する家庭が多いことで問題になってきています。

かくいう私もその一人です。

そんな中で、

「孫が祖母の介護するなんておかしい」

「孫が介護するなんてかわいそう」

などなど、いろんな意見を聞いてきました。

中には、ひどいことを言われる人もいるそうです。

今回は、実際に孫である私が祖母を介護していて感じることを綴っていきたいと思います。

ちまたき

これから、祖父母を介護するかもしれない若い人、祖父母を孫に介護させてしまうかもしれない親の方に、少しでも参考になればうれしいです。

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目次

孫が祖母を介護することになったきっかけ

元々一人暮らししていた祖母が夏に熱中症で運ばれたことをきっかけに、祖母の地元に引っ越して暮らすことになりました。

私と両親と、もう一人の祖母(認知症)で合わせて5人。

遠くに暮らしていたので、みんなで仕事を辞めて、みんなでお引越し。

母は専業主婦になって、1人で2人の祖母を介護する予定でした。

しかし、そううまくはいかないのが現実で…。

1人は認知症。1人は高齢うつ気味。

私と母で2人を見るのがやっとでした。

母は1人でやれると言い張っていますが、いつか近いうちに限界が来ると思っています。

母の限界が来てから介護を始めるのでは、私の心構えも違います。

だから、私も祖母たちの介護を手伝おうと決めました。

ちまたき

母がもし倒れたら、介護するのは結局私です。今のうちに覚えておいたほうが楽だと思いました。

孫が介護なんて…周りからかわいそうと言われる

外に出て仕事を探す予定でしたが、介護すると決めてからは家でできる仕事をしています。

そのため、引っ越してきてからしばらくたつのに、20代でいつも家にいる子と近所の人には認識されていることでしょう。

「若いのにおばあちゃんの介護して偉いわね」は、まだ大丈夫。

「若いのにおばあちゃんを介護するなんてかわいそうだわ」は、だめです。

孫が祖母を介護しておかしいですか?

なぜ、孫が介護すると偉いんですか?

孫が祖母を介護してかわいそうに見えますか?

ちまたき

好きでやっているわけではないけれど、出来ることならやりたくないけれど、みんなみたいに好きなことしたいけど、一生懸命やっているんです。

嫌なこともあるけれど、長生きしてほしくて。

「かわいそう」と言われると、本当に苦しくなる。自分がかわいそうに思えてくる。

介護は弱っていくのを見ていくので、精神的にもかなり削られます。

認知症だとなおさら思うようにはいきません。

もちろん面白いこと、楽しいこと、幸せなこともあるけれど、それを忘れてしまう時があります。

「かわいそう」と言うのなら、助けてほしいのです。

「同情するなら金をくれ」的な。

かといって、偉いというのも違う気がしてます。

自分には出来ないと判断して、逃げるのもまた偉いことではないでしょうか。

日本はまだ、家族がいない高齢者を見捨てるような国ではありません。

ひどい話ではあるけれど、孫が見捨てても誰かは助けてくれます。

結局介護とは、だれもが自分自身で選んで、覚悟を決めてやっていると思うのです。

ちまたき

その祖父母が介護してあげたいと思わせる人柄を持っているということです。

若いゆえの悩み

20代で仕事もろくにせず、祖母の介護をしている。

この現状を一番焦っているのは私です。

  • 引っ越したことで近くに友達が1人もいない
  • 若いうちに社会経験が詰めない
  • 結婚どころか恋人すら探せない

このまま家にいる時間が長くて、介護が終わったら、私は年を取ってどうなってしまうんだろう。

友達は出来てる?

仕事はある?

パートナーは見つかってる?

ちまたき

じゃあ、母と祖母たちを置いて、外に働きに出よう

という決断も、なかなかできないのです。

母だって介護をしたくてやっているわけじゃないし、ましてや2人を毎日見るのは申し訳ないけど私だったら気が狂いそうになる。

母がいなかったら私はここまで介護できていない。

仕事や自分の人生キャリアを取るか、家族を取るか、選択を迫られているようで、毎日悩みます。

孫はクッション材にはなるが、力はない

孫は、親と祖母の間の立ち位置に入れるので、クッション材になることがしばしば。

親子だと、ついつい感情的になってしまってバトルになりそうでも、私が間に入って沈めます。

ちまたき

結構良いポジションで、大切な役割なんだと感じます。

ただ、何か大事なことを決めるときの決定権は祖母の実の子である私の親です。

私はこうだと思っても、違うと言われればそれまで。

親と同じくらい介護して、同じくらい祖母と関わってるのにどうして…と思うこともあります。

孫というのは、やわらかいクッションの役割を果たせても、強く動かす力はあまりないのです。

【まとめ】もしこれから介護をするのなら

もしも、これから祖父母の介護をするのなら。

もしも、孫の立場に介護を任せるなら。

ちまたき

そういう人は、これから増えていく気がしてます。

介護というのは、それなりの覚悟が必要です。

まず、色んなサービスを知るために、介護をしたことのある大人に片っ端から話を聞きましょう。

サービスを使うにしても使わないにしても、その存在を知っているというだけでいざとなった時の安心感が違います。

やっぱり、子育てと同じようにそれだけ介護の方法は多種多様です。

実際に介護していたことのある人からの話を聞くのが一番参考になります。

そして、自分の人生を少なからず犠牲にしてしまうことを覚悟しましょう。

犠牲という言い方は良くないかもしれないけれど、大切な人生の時間が使われるのは確かです。

でも、同世代が絶対に経験できない数多くのことを学べるのも、また確かです。

悪いことだけじゃないということも、知ってもらいたい。

「かわいそう」と思われることはおかしい。

かといって、偉いというのも違う。

ちまたき

どちらの判断も、あなたは覚悟を持って、とても立派なことを成し遂げてると私は思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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