猫を飼っている人ならだれもがわかる。
猫にとって生活に必要不可欠な爪とぎ。
でも、高いお金を出して買っても、すぐにボロボロになりませんか?
多頭飼いをしている方ならなおさらだと思います。
消耗品だとわかっていても、何回も買うのは痛い出費…。
段ボールでも同じようなのを手作りできるのでは?と思って、ノリと想像で作ってみました。
そしたら、意外といい出来で猫にも気に入ってもらえたので、今回は段ボール爪とぎの作り方をご紹介したいと思います。
この段ボール爪とぎのおすすめはこんな感じです。
- 単純作業で簡単に作れる
- 材料費は主に段ボールなのでほぼタダ
- 好きな大きさにすることができる
- 長持ちする
- 猫が使ってくれると達成感とうれしさがすごい
手作りすると、自分の好きなようにアレンジすることができるしお金もかからないし、一石二鳥です!
労働はしなければなりませんが…猫様のためなら!
そして、段ボールは猫が大好きな素材。ほとんどの猫が気に入っていくれるのではないでしょうか?
この爪とぎを使った爪とぎベッドの作り方も併せて紹介します。
イメージは、こんな感じ…
それでは、さっそく作っていきましょう!
用意するもの
段ボール
ミカンやリンゴなど、重たいものが入っていたであろう頑丈な段ボールがおすすめです。
一番いいのはミカン箱の段ボールです。ミカン箱の段ボールで作った時は、片面で一年間くらい使えました。
スーパーの段ボール置き場に以外と普通においてあるので、すぐに手に入れることができると思います。
ちなみに、みなさんがAmazonユーザーであれば、Amazonの段ボールがたくさんあるっていう方いると思います。
一度Amazonの段ボールで作ってみたことがあるのですが、薄すぎて全然ダメでした。猫的にも、爪があまり引っかからなくてお気に召さなかったようでした。
目安としては、大きめのミカン箱1箱で、爪とぎが一つ作れる。ベッドフレームも作るのであれば、2箱あると安心です。
段ボールのサイズや、作りたい爪とぎの大きさによって変わるので、多めにあると安心です。
ガムテープ
段ボール同士を留めるのに使います。そして、出来れば布ガムテープがおすすめです。
もちろん紙ガムテープでも作れるのですが、紙のガムテープだとガムテープの上に貼るとくっつかないので、考えながら留めていかないといけなくなります。
なので、初めて作る場合は布ガムテープがいいと思います。
カッター
できれば、大きめの太いカッターだと切りやすいです。
頑丈な段ボールを切るので、細い事務用のカッターだとかなり力が必要です。
ハサミだと、断面がつぶれてしまって爪とぎとして使えなくなってしまうので、カッターを用意してください。
カッター板
大きい段ボールを切っていくので、机で作業するよりも床で作業したほうがやりやすいです。そのため、床を傷つけないためにもカッター板が必要です。
カッター板がない時は、いらない段ボールを下に敷くことで代用可能です。
その時は、カッターが床にまで届いてないか注意しながら作業してください!
木工用ボンド
ベッド型にしたい場合には必要になります。
爪とぎだけでいい場合は、用意しなくて大丈夫です。
鉛筆やペン
印をつけたりするのに使います。鉛筆でもボールペンでも、書ければなんでも大丈夫です。
爪とぎの作り方
段ボールの切る幅
- 爪とぎ…5cm
- ベッドフレーム…10cm
この幅は、完成した時の高さになります。お好みに合わせて変えてください。
1.段ボールを切る
まず、ダンボールの断面がなみなみになるように、幅5cmで切っていきます。
長さは長ければ長いほどガムテープで止めなくて済むので、できるだけ長く切りましょう。折れ目の部分も、後で折れ目をつけるので気にせずに切ってください。
2.段ボールに折り目をつける
次に、たくさん切った段ボールたちすべてに細かく折り目をつけていきます。
指で押しながら曲げていくと簡単に折り目をつけることができます。
結構地味で大変な作業ですが、ここでしっかりと折り目をつけることによって、完成がきれいになるので頑張りましょう!
折り目を細かくつけると、緩やかにカーブが付きます。
折り目をつけるとき、内側に印刷面が来るようにすると、完成した時に見えなくなって見た目がきれいになります。
3.折り目を付けた段ボールを丸める
次は、折り目を付けた段ボールを丸めていく作業です。
先ほど折り目を付けたので、丸めやすくなっていると思います。
隙間ができないように、きつく巻いてください。
最後まで巻けたら、ガムテープで留めます。
そして次の段ボールを続きから巻いて、留めて、また巻いて、留めてを繰り返していきます。
巻けば巻くほど大きくなっていくので、お好みの大きさになるまで続けてください。
4.完成
好きな大きさで巻くのをやめれば、爪とぎの完成です!
仔猫用なら小さめでもいいですし、2匹でベッドとして使ってほしいければ大きめに作ってもいいと思います。
爪とぎベッドの作り方(フレーム)
ここからは、爪とぎベッドにしたい方にフレームの作り方をご紹介したいと思います。
1.段ボールを切る、折り目をつける
先ほどの爪とぎと同じように、幅10cmで段ボールを切ります。
そして、同じく細かく折り目をつけておきます。
2.フレーム部分を作る
先ほど作っておいた爪とぎ部分に、留めないで合わせます。
ごめんなさい。この部分の写真を撮り忘れたので紙で説明させてください。
上の写真のように、フレーム部分だけで独立させるといったイメージです。
爪とぎ部分は取り外しができるように、フレームと爪とぎは留め合わせないで作っていきます。
まず、中に爪とぎ部分を入れて、それに巻き付けてサイズを合わせ、フレーム部分の外側を留めます。
そして、爪とぎ部分を外して内側からもガムテープで留めます。
この時、下のほうにガムテープを貼ると完成した時に隠れます。
このように、フレーム部分だけで円を作ります。
続きから、段ボールを好きな厚さになるまで巻きつけてください。
ちなみに、フレームの一番最初の爪とぎと接続する面は、上の写真のように段ボールの中のなみなみを見せるほうがかわいいなと思いました。
段ボールの一番上の紙をペリペリと簡単にめくれるので、もしよければお好みでやってみてください!
3.ベッドの底を作る
次は、ベッドの底の部分を作ります。
フレームの座面のサイズに合わせて、段ボールを円形に切り取ります。
そして、ボンドでフレーム部分を付けたら完成です!
ボンドが固まるまで時間がかかるので、重いものを乗せたりして一晩ほど待てば確実だと思います。
4.完成
完成したフレームに爪とぎ部分をはめ込めば、爪とぎベッドの完成です!
使い方・アレンジの仕方
使い方としては、ベッドのように寝るのもよし!
もちろん爪を研ぐのもよし!
使いすぎてボロボロになっちゃった~という場合は、爪とぎ部分だけを裏返すことで、また新しい面を使えます。
両面ともボロボロになった場合は、爪とぎ部分だけを作り直してはめ込めばまた使えます。
私は何回かこの爪とぎを作って(試作もかねて)一年間ほど猫様に使ってもらっていますが、フレーム部分は爪を研ぐことがないのでほぼボロボロにはなっていません。
なので、爪とぎ部分だけ作り替えれば長く使ってもらえるんじゃないかなと思います。
フレームの側面の部分に段ボールの文字が見えちゃったり、手作り感があっていやだわという方は、100均などに売っているリメイクシートを貼るといいと思います。
リメイクシートでなくても、きれいな包装紙だったり、紙を貼るだけでもおしゃれになると思います。
手作りのいいところは、アレンジがたくさんできるところです!
猫が喜ぶ爪とぎを作ろう
買ってきた爪とぎが好きな猫ちゃんもいれば、爪が研げればなんでもいい!っていう猫ちゃんもいます。猫それぞれ。
頑張って作っても、使ってくれなかったらどうしようと思うかもしれません。
でも、ほとんどの猫は段ボールが大好きです。
どんなに不格好になったとしても、きっと気に入ってくれると思います。
段ボールを切ったりしている時点で、興味を持って寄ってきてくれると思いますよ!
猫を飼う上で必要になる消耗品の爪とぎだからこそ、手作りしてみませんか?
- 爪とぎを置きたいスペースに合ったものが欲しい
- 消耗品だから爪とぎを安く済ませたい
- 好きなようにアレンジしたい
ここまで読んでくださって、このように考えている人は一度ぜひ作ってみてくださいね!
猫のおもちゃも、家にあるもので簡単に作ることが可能です!
作り方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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